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ば〜いばいば〜いばい

風来坊は映画「リンダリンダリンダ」で印象的に歌われていた。 頭の風来坊と、ラストさよならアメリカさよならニッポンがまったくの言葉遊びでメッセージ性ゼロなのが面白い。挟まれた7曲が少しウェットな感じが際立つ。 前2作と比べインパクトは薄いが、偉大なる日本語ロックバンドとしての有終の美を飾った。

たぶんここから始まってる

前二作に較べると、あまり評価の高くない本作。ゆでめんのような叙情性も、風街のような味わいも薄く、アルバム全体を通したコンセプトを感じないばらばらともいえる楽曲たち。もちろんそれには理由があって、ご存じの方も多いと思いますが、そもそもバンド自体がこの録音以前に分裂解散状態であったということがひとつ。そして、大瀧詠一氏がソロアルバム制作に全精力を傾注していたが為に、前二作では半分の曲を書いていたいわばビートルズでいえばポールの役割であったのに対し、本作ではたった2曲しか提供できなかったことがもうひとつ。その代わり、曲作りの楽しさが判り始めた鈴木茂氏が3曲書き、結果的にこの茂カラーが強くなっているのが本作の特徴かと。しかしそれ以上に大きかったのが、これがLA録音だってこと。そう、ほんとはアルバム作りする気力も時間もなかった彼らが、「アルバム作るならLAに行ける」この台詞だけで作ってしまったのがこの3枚目。故に、前二作と音質がまったく違う。楽器の鳴りも、機材も、ミックスも当時のLAの空気をいっぱいにはらんだ特有の「軽さ」がある。だが、この「軽さ」が後に続く「ニューミュージック」に共通した音創りの基準になったような気がします。そう、前二作では無く、このアルバムこそが「ティンパン系」につながっているのです。

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