御年70にして創作意欲もますます旺盛な細野晴臣が2017年にリリースしたアルバム。彼の作品に共通するひょうひょうとした魅力は健在で、2枚組という大作にもかかわらず肩肘張らず楽しめる作品となっている。前半の8曲は、近年の細野がこだわりを持って紹介しているブギウギなど古いアメリカ音楽のカバー。そして後半の12曲は、自身のオリジナル曲を中心としたもの。高田漣(G)、伊賀航(B)、伊藤大地(Dr)らを従えたバンドサウンドでは、あえてステレオ感を強調せず、奥行きが豊かなモノラル録音風とした演出も面白い。"寝ても覚めてもブギウギ"は石川さゆりへの提供曲のセルフカバー。
ディスク1
ディスク2
- 1973年
- 2019年
- 1975年
- 2013年