ネット上の人間関係についての簡単な調査

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THE 1975を2010年代のUKシーンを代表するバンドへと押し上げた飛躍の3作目。80’sの影響を色濃く感じさせるエレクトロポップにエモやR&Bを巧みにフュージョンさせていく、キャッチーで軽やかなポップロックサウンドは本作でも健在。ジャジーなネオソウルチューンの「Sincerity Is Scary」や、トロピカルハウスの浮遊感が心地よい「TOOTIMETOOTIMETOOTIME」、ピッチコントロールされたボーカルとトラップビートが絡まる「I Like America & America Likes Me」など、2010年代後半のトレンドも嫌味なく取り入れ、サウンドレンジをさらに広げることに成功している。一方、現代社会が抱えるさまざまな問題を描写した歌詞の数々は、彼らが初めて踏み込んだシリアスなメッセージ性として高く評価された。SNSに翻弄されるミレニアル~Z世代の空疎な人間関係や、実体験を交えて赤裸々につづられる薬物依存の苦しみ、アメリカの銃社会などテーマは多岐に渡るが、中でもタブロイド紙の扇動的な見出しをコラージュしたかのような歌詞が大きな話題を呼んだ「Love It If We Made It」は、本作屈指の名曲だろう。このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。

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