ALARM à la mode

ALARM à la mode

アートワークは、前作に引き続き80年代以降の都会のポップを飾ってきた信藤三雄によるクールな仕上がり。バブル前夜の狂乱から距離を置いたイメージ戦略が、普遍的な作品として今もなお愛され続ける理由だろう。アルバム冒頭を飾るのは、"COBALT HOUR"のセスナのプロペラ音から約10年の時を経て、"Holiday in Acapulco"のジャンボジェットのゴージャスなフライトへとアップグレード。杉真理による印象的なコーラスが、どこかシュガーベイブやナイアガラ・トライアングルを想起させる"土曜日は大キライ"、シンプルなクラビネットを核とした演奏で紡がれる小品"Autumn Park"など、前後のアルバムに比べると落ち着いた印象で、それゆえに曲の良さが浮き彫りになっている。

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