TEARS AND REASONS

TEARS AND REASONS

「天国のドア」以来、3作品続けて実験的な3Dジャケット仕様で展開してきたが、本作は冒頭の耳元でささやかれるようなつぶやきで分かる通り、サウンドもバーチャルオーディオシステムを採用して、立体音響化に挑戦した作品。"傷ついた勇気の応援歌"というコンセプトで制作された本作は、エンターテイナーとしてのアッパーな個性はやや影を潜め、シンプルながら心に染み入る楽曲が耳と心に優しい。たおやかなラブバラード"瞳はどしゃ降り"、荒井由実時代を思い起こさせるシティポップアレンジの"私らしく"や"So high"と、生楽器をベースにしたサウンドメイクも含め、ある種原点回帰的な内容となっている。80年型ユーミンのエンディングともいえるシックな小品は、時代の経過と共に輝きを見せている。

ミュージックビデオ

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ