流線形 '80

流線形 '80

ディスコサウンドと歌謡曲フレーバーを見事に自分のものとした"埠頭を渡る風"の1曲で、松任谷由実というアーティストの存在感を華々しく示した一枚。この年に始まった逗子マリーナでの恒例のコンサートでラストの花火と共に歌われる"埠頭を渡る風"や"キャサリン"は定番曲であり、普遍的な魅力を放ち続けている。また、"キャサリン"は、ユーミンが横田基地に出入りして最新の洋楽レコードを買いあさっていた時代の友人に捧げたもので、少しずつ大人へと成長していく自分たちの青春時代へのオマージュともいえる一曲。来生たかおとのデュエット"Corvett 1954"や山下達郎のコーラスをまとったシュガーベイブ風イントロの"真冬のサーファー"など、新基軸も含めて1980年代型ユーミンへの助走のような作品。

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