純愛3部作のラストには、偲ぶ恋でも過去を悔い涙を流す恋愛でもなく、"恋の闘い"というポジティブかつ強靭なメッセージを込めた作品をリリース。前作までの失った恋をやり直すことができないと嘆いた女性たちは、もうここにはいない。"LOVE WARS"では何度でも恋をすることを決意し、"Good-bye Goes by"では、一歩一歩前に進んでいく姿を見せる。都会に生きる女性たちの、生き生きと未来へと向かっていく凛とした姿がありありと浮かび上がってくることに心打たれることだろう。そして、アルバムのラストを飾るのは、シンプルなウェディングソング"ANNIVERSARY"。すべての同世代女性たちへの応援歌ともいえるこの曲でユーミンの80年代は幕を閉じ、そしてまた新たな旅へと向かった。