VIVA! 6x7

VIVA! 6x7

撮影用フィルムのサイズに由来するタイトル、そして、信藤三雄らしいポップでしゃれたアートワークも含め、いわゆる渋谷系のような雰囲気さえ漂ってくるアルバム。ピチカート・ファイヴ時代の田島貴男を想起させるスイートソウル感満載のデュエット曲"太陽の逃亡者"、シネジャズ系アレンジメントと軽妙なストリングスが心地良い"恋の苦さとため息と"など、サウンド的にも渋谷系とのリンクを感じさせるものの、基本的には松任谷正隆らしい、古き良き時代のヨーロッパのような世界観を丁寧に描き出している。また、80年代初頭のユーミンを想起させる"永遠が見える日"や、幻想的な世界へと導いてくれる"霧の中の影"など、派手さはないものの、全体を通して穏やかな佳曲を収録。聴くほどに新たな魅力を見出すことができる作品。

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