アンサーパレード

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新しい可能性に満ちたこの4作目のミニアルバムは、バンドにとって再スタートの意味合いもあったはずだ。2015年、片岡健太(Vo/G)の体調不良をきっかけに彼らは活動を一時的に休止。翌2016年春にリリースされた、復活を告げる本作には過去になかったアプローチがあちこちで試みられている。シングルとは別バージョンの「『伝言歌』」をはじめ、ストリングスをフィーチャーした楽曲が4曲。また、「明日晴れるさ」は黒田隼之介(G)が、「enn」と「溶けた体温、蕩けた魔法」は小川貴之(Key)がそれぞれ作曲しており、小川は1曲でリードボーカルもとるなど、メンバーの奮闘も際立つ。さらにアッパーな「1.2.3..4.5.6」では初めてシーケンサーを導入している。アルバムタイトルには“休業を経ての答え”というニュアンスがあり、彼らはここで新たな姿を示したかったのだろう。愛情をストレートに表現した「Lovers」をはじめ、よりポップに、より開放的になった歌と音が鳴り響く。

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