パンクスピリットとフォーキーな歌心を併せ持つ4人組バンド、ハルカミライのメジャー2作目となるオリジナルアルバム。ステージとフロアの垣根を越え、ともに拳を振り上げて全身全霊で歌うライブパフォーマンスが魅力の彼ら。本作では力強いシンガロングパートを大々的に取り入れ、熱い思いを真っすぐに届ける。野球少年だった頃の忘れえぬ情景をノスタルジックにつづる「夏のまほろ」、生きる実感を求め愚直に歩み続ける姿を刻む「PEAK’D YELLOW」、シャイで無骨な男のラブソング「ピンクムーン」など、人生の機微を描く10曲。シューゲイザー的なサウンドアプローチの「100億年先のずっと先まで」、静から動へダイナミックにアレンジを切り替える「ブレーメン」など、音楽性の幅も広がり、バンドとして新たな境地を感じさせる。清濁併せ呑み、真実を見極めながら、自らの信念を高く掲げて突き進む男たちの意思と覚悟が骨太なサウンドに宿っている。