DISCOVERY

DISCOVERY

1999年にリリースされた通算7作目のアルバム。オープニングの「DISCOVERY」でのジリジリと焼けつくようなサウンドから全編にわたり、前々作『深海』を思わせるシリアスな路線。しかし、ジャケットのメンバー4人の後ろに広がる空のように、よりスケールアップした音の風景が広がっている。桜井和寿ならではの風刺の効いた言葉選びも絶好調で、次第に展開するアルバムの世界観を表現した構成も格別。4人のメンバーが向かうのは「光の射す方へ」か「終わりなき旅」なのか。彼らが音で描くその世界は、ゆっくりと明度を上げていく。「アンダーシャツ」でのロッキンなコールドファンク、「ニシエヒガシエ」に顕著なサンプリングループを随所に取り込みながら、トリップホップからエモーショナルロック、ミクスチャー、さらにはポストロックにも目配せしてみせる、時代の音楽スタイルに呼応した一作。

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