香水の香りを表す言葉、『Note』（ノート）をタイトルに掲げ、感情のグラデーションを描くセカンドアルバム。香水をつけて初めに感じる香りを意味する「Top note」で幕を上げ、大都会“Tokyo”で生きていくための気構えを歌う「Tokyoholic」、キッチンに立つ恋人を愛おしく見守る「キッチン」、新たな生活を始める2人の物語「若葉」など、リアリティのある人間模様を描く。そこには出会いと別れがあり、人間の強さと弱さがあり、人生の甘さと苦さがある。身につけた香水の香りが、時間と共に次第に変わっていくように、決して一つの場所にはとどまれない人の心や関係性を細やかに描き出す12曲。自身で全曲の作詞、作曲、プロデュースを手掛け、錦戸 亮の人間味あふれる魅力を伝える作品となった。穏やかな歌声で反骨の精神を示す「I don’t understand」から、爽やかな余韻を残す「ラストノート」への流れが特に味わい深い。