心理

心理

時代と対峙した前作『平成』が高い評価を得た折坂悠太のサードアルバム。主に京都在住のミュージシャンたちとの“重奏”(バンド)編成で制作された本作は、分断や社会不安など重いテーマと向き合っている。けれども音色には温かみがあり、ときに朗らかですらあり、どのような現実の中でもこつこつと生活を続けていく人間の生命力を感じさせる。韓国語で“水面に反射する光”を意味する「윤슬(ユンスル)」には、親交の深い韓国人アーティスト、イ・ランがポエトリーリーディングで参加。アンビエント的な響きを持つ「炎」にはロサンゼルス出身のサックス奏者Sam Gendelが参加し、幽玄な音色を加えている。国境を超えたゲストや信頼できるバンドメンバーと心を交わし、時代のスケッチを描いた。折坂悠太は本作をリリースするにあたり、「あなたと私が違う場所で、共有されない物語を作る時、このアルバムが伴走者となる事を望みます」と述べている。

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