“永遠の揺らめき”という意味がタイトルに込められた、RADWIMPSのメジャー8作目となるオリジナルアルバム。さまざまな出来事に魂ごと翻弄（ほんろう）され、絶え間なく揺らめき続ける世界を豊かなサウンドメイキングによって描写しながらも、フレッシュで力強い意志の形が浮かび上がってくる重層的な作品となっている。それはさながら、心身の急激な成長が不安感をもたらす、人の思春期のようだ。フューチャーハウス風のパワフルなシングル曲「TWILIGHT」や、痛烈なメッセージが込められたラップチューン「匿名希望」、オートチューンの歌い出しから荘厳なシンフォニーへと展開する「MAKAFUKA」など、多彩なアイデアを取り入れたRADWIMPSサウンドを構築している。また、ラッパーのAwichやシンガーのiri、菅田将暉らをゲストボーカルとして迎えたり、既発曲をオーケストラバージョンでリメイクするなど、新鮮な息吹も感じられる。