アニメ映画のテーマソング「red strand」などのヒットにより、海外でも人気を高めるCö shu Nie。変則的なリズムや独特のコード進行を駆使したエモーショナルなサウンドは、このメジャー2作目となるアルバムでますます磨かれ、孤高の域に達している。トリッキーな楽曲だけではなく、優美なバラード「miracle」、躍動感あふれるギターロック「夏の深雪」など、バリエーション豊かなサウンドメイクも魅力。硬軟自在なアレンジで、美しくはかなく、どこか妖しい幻想世界を描いている。ポエトリーリーディングを交えた「迷路 ～序章～」から、ダイナミックなセッションを繰り広げる「迷路 ～本編～」の展開はひときわドラマチックだ。『Flos Ex Machina』＝“機械仕掛けの花”を表したアルバムのカバーアートはOFBYFOR TOKYOのYUKARIが手掛けたもので、Cö shu Nieの独特の美学を持った音の世界を視覚化している。