angels

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あふれるばかりの初期衝動で高揚する少年時代から、恋の深さと終わりを知り、大人の生き方を身に付けていく青年時代へ。2022年春までに20代を終えたメンバーが、これまでに得た経験や感性を磨き上げ、青春にピリオドを打った5作目となるフルアルバム。全曲が3人の演奏のみで構成されているが、そのサウンドスケープは実にカラフルだ。ロックバンドならではの勢いが出た前のめりのファストナンバー、ミドルテンポのラブソング、ラップを交えた1990年代風ミクスチャーロック、ユニークでアッパーなパンクナンバー、跳ねたビートでテンション高く歌い上げるポップソングなど、プレイヤーそれぞれが多彩なアプローチを繰り広げ、バラエティに富んだ楽曲群を作り上げている。歌詞の情景描写もより細やかかつ豊かになり、サウンドとの相乗効果で、一曲ごとに一本のドラマを見ているような充実感を得ることができる。ソングライター、椎木知仁の等身大の心情が率直につづられた「花びらの中に」で迎えるクライマックスは、多くの人の心に宿る感傷を優しく包み込み、ポジティブな感情へといざなうだろう。

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