物語のように

物語のように

独特な世界観が日本のみならず海外からも高い評価を受けている坂本慎太郎が、6年ぶりに発表する4作目のオリジナルアルバム。『ナマで踊ろう』(2014年)、『できれば愛を』(2016年)とヘビーでダウナーな作品が続いたが、今回はいつになく明るさと浮遊感に満ちたポップなアルバムとなった。演奏には前作から引き続き、菅沼雄太(Dr)、AYA(B/Cho)、西内徹(Sax/フルート)からなるバンドメンバーと、ゲストプレーヤーとして2曲にトロンボーンでKEN KEN(KEN2-DSPECIAL/URBAN VOLCANO SOUNDS)が参加。音数を絞ったミニマルなアンサンブルを軸に、サーフサウンドや1960年代アメリカンポップスの爽やかなエッセンスを交え、終始朗らかなサウンドを奏でる。死別について歌う「悲しい用事」や「スター」など、歌詞のテーマは決して軽くはないが、不思議と深刻な雰囲気はなく、一定の明るさを保っている。

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