贅沢

NEE
贅沢

若さは美しい、というのが世間一般的な認識だとしたら、NEEはそれに乾いた笑いを投げかけるだろう。そしてこの時代に若者として生きることは、かくも厳しく困難を伴うことなのだと、その音楽で表現する。本作はメジャーデビューアルバム『NEE』から約1年半ぶりとなるセカンドアルバム。最低な日々を生き抜くために歌う「生命謳歌」、真っ暗な闇にのまれそうな喪失感を伝える「病の魔法」、不安定な世界で混乱する心を描いた「緊急生放送」。ここにはシビアな現実が反映されているが、不思議と暗さはなく、どうせなら生きてやろうという反骨精神とユーモアが感じられる。さまざまなジャンルを横断するサウンドもますますバラエティ感を増しており、ブラスのきらびやかな音色で孤独の影を色濃く照らし出す「月曜日の歌」、気持ちの高ぶりとともにシアトリカルな展開を見せる「年頃です。」など、リリックに添ったアレンジも印象深い。作曲を手掛けたくぅ(Vo/G)は本作を発表するにあたり、「安い居酒屋で頼むビールがぜいたくだといえる貴方にこの音楽が届くように」というメッセージを送っている。

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