コロナ禍において、社会とのつながりを自覚することで、自身の個性をより強固なものにしたSIRUPが新たな一歩を踏み出したEP。「BE THE GROOVE」においてプロデューサーに迎えた盟友のMori Zentaroと、2人のルーツであるダンスミュージックに立ち返る一方、初の顔合わせとなるコラボレーションを積極的に実践している。R&Bの新たなアングルを提示する「もったいない」「スピード上げて」で組んだChaki Zuluをはじめ、ヒップホップシーンの最前線を担うKMや、気鋭のラッパー、Skaaiらをフィーチャー。UKガレージに振り切った「FINE LINE」から新たなアンセム「See You Again」、フレッシュなインディーポップナンバー「MY BAD」まで、サウンドのバリエーションはより豊かに。そして目の前の絶望と希望から目をそらさず言葉を紡いだ歌詞が、聴き手を後押しするようにポジティブな力をもたらしている。