Miles Davis 、 Stevie Wonder といったオリジネイターに愛され、近年ではジャジー・ヒップホップで聴かれることの多いエレクトリック・ピアノのスタンダード、フェンダー・ローズ。その暖かく歪むノスタルジックな音色を自在に操る INO hidefumi が2006年にリリースしたデビュー・アルバムが本作「Satisfaction」だ。自身で打ち込んでいるという太いビートとベース・ラインに甘いメロディを奏でるフェンダー・ローズの音が重なると、リラクシンかつ夢見心地の音世界が広がっていく。 Michael Jackson"Billie Jean"、Jackson5"Never Can Say Goodbye"をはじめとしたカバー曲も見事に彼流に再解釈されている。昼夜問わず、リスニングはもちろんBGMとしても楽しめる作品だ。フェンダー・ローズの甘い音色にクラっときたら、アメリカ西海岸アンダーグラウンドを代表するヒップホップ・プロデューサー Madlib の別名儀、 Yesterdays New Quintet の「Stevie」(Stevie Wonderのカバー・アルバム)あたりもチェックしてほしい。
その他のバージョン
- 10曲
- 2018年
- 2021年
- 2008年
- 2016年
- 2013年
- 2009年
- 2010年
他のおすすめ
- Various Artists
- The Cinematic Orchestra
- Jazztronik
- Eli+Hiroshi
- 高木正勝
- HIROSHI II HIROSHI