MASTER LOW 2

MASTER LOW 2

パンクバンド Super Stpid の活動休止後、1999年に 「MASTER LOW」 でソロキャリアをスタートさせた LOW IQ 01 。パンクをベースにしながら、ファンク、ソウルといった様々なジャンルをミックスしたサウンドは、それまでの彼のイメージを覆すものだった。似たり寄ったりのメロコアバンドが飽和状態だった当時のパンクシーンにおいて、彼の示した音楽性は大きな刺激を与えることとなった。そして2001年に発表された本作は、彼の持つ幅広い音楽性を前作以上に見せ、さらに精度を高めた楽曲を聴かせる作品だ。シタールの入ったハードコアチューン "F.A.Y.(FIGHT AGAINST YOURSELF)" でスリリングに幕を開けると、軽快なメロディのロカビリーナンバー "CHANCES" が飛び出したりと、次々違ったサウンドを聴かせていく。the Pogues を彷彿させるアイリッシュトラッドテイストの "STEREOSPEAKER(ORIGINAL VERSION)" 、痛快なメロディのライブアンセム "MAKIN' MAGIC"、Sex Pistols の代表曲を女性シンガー Yukari Fresh をフィーチャーしボサノヴァ・アレンジでカバーするという斬新な手法を用いた "ANARCHY IN THE UK" など、楽しく激しくユニークな音楽が詰まった本作は、メロコア以降のロックの可能性を大きく広げた1枚といっていいだろう。

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