プロコフィエフ: ピーターと狼 - サン=サーンス: 動物の謝肉祭 - ブリテン: 青少年のための管弦楽入門
シニカルでありながら、ユーモアと楽しさにあふれたカミーユ・サン=サーンスの「動物の謝肉祭」。セルゲイ・プロコフィエフがロシアの民謡をもとに描いた、少年と動物たちの物語「ピーターと狼」。そして、ヘンリー・パーセルの主題を用いて親しみやすく華やかな音世界を展開する、ベンジャミン・ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」。これらはいずれも、子どもたちを管弦楽の世界へといざなう入門曲として広く愛されてきた作品である。オンドレイ・レナールトが指揮するスロヴァキア放送交響楽団、「動物の謝肉祭」の2人のピアニスト、マリアン・ラプサンスキーとペーター・トペルツァーは、オーセンティックで明快な演奏を披露し、管弦楽曲の楽しさをストレートに表現。もちろん、緻密で奥深いオーケストレーションは、大人のリスナーをも存分に楽しませてくれる。