Q: Are We Not Men? A: We Are Devo! (Deluxe Edition)

Q: Are We Not Men? A: We Are Devo! (Deluxe Edition)

Kraftwerk がストイックなサウンドでテクノを追求する一方、当時言われていたジャンル名 “テクノ・ポップ” が最もしっくりくる存在だったのが Devo だろう。テクノの代名詞とも言えるシンセサイザーの響きをオルタナティブな意匠の中に持ち込んだスタイルは、日本に置いてもプラスチックスや P-MODEL に(もっと言えば有頂天や POLYSICS にも)影響を与えた。本作は彼らのメジャー・デビュー・アルバム。長々としたタイトルは1933年の映画「獣人島」のセリフからの引用とされている。プロデュースを手がけたのは Brian Eno。後のシンセ全開な音に比べるとギターが中心に据えられたパンクなサウンドだ。ただし、その奇妙奇天烈なキャラクターは十分に確立されている。やはり Mark Mothersbaugh の歌声は特別だ。収録曲はどれも粒ぞろいだが Rolling Stones の超訳的カバー “(I Can't Get No) Satisfaction” の存在感は突出している。本「Deluxe Version」には2009年にロンドンのHMVフォーラムで行われたライブの模様も収録。その、いい意味での変わらなさを体感できる。

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