Where There's a Wall . . . There's a Way

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Where There's a Wall . . . There's a Way

1990年代後半を彩ったビッグ・ビート・ムーブメンにおいて、Skint と双璧をなしたレーベル、Wall of Sound のレーベル・コンピレーション。冒頭の Propellerheads の “History Repeating” は、この時代の空気を実によく表した1曲だ。映画「007 ゴールドフィンガー」のテーマ・ソングを歌ったリビング・レジェンド、Shirley Bassey を迎え、007テイストのロッキン・ダンス・チューンに仕立て上げたもの。このベタだが確実に惹きつけられてしまう反則技のようなセンスこそがビッグ・ビートの底抜けにクレイジーな楽しさを支えていたに違いない。レーベルはその後2000年代に入ってからも継続され、幅広いサウンドを展開している。本作には、モロにロックに寄った Mogwai の “Batcat” や、これまたレジェンダリーな存在である Grace Jones の “Williams Blood”、Black Twang のラガ・チューン “So Rotton” などを収録。ビッグ・ビート以降のサウンドの変遷を追うのも楽しい。

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