前作以降にアリーナ公演や初のイギリスツアーを経験した3人は、4作目となる本作ではライブを上回る音像の深化を目指し、多彩な音色を鳴らそうと試みている。"I was music"では、歌う際のブレスでリズムをとる様子まで収録し、"シャンディ"ではピアノとシンセサイザーを使用、"eF"ではピエール中野が15年ぶりにギターを演奏した。アコースティックギターの響きも心に残る"this is is this?"は、それまでのスタイルをさらに前進させた楽曲だ。アルバムタイトルは「自分たちの音楽を聴いてみてほしい」という意志を表していて、よりオープンな姿勢であった時期と思われる。その意味でも、このアルバムが大きなセールスを記録したことは、非常にポジティブな結果といえるだろう。
その他のバージョン
- 2023年
- 2005年
- 2007年
- 2009年
- 2013年
- Nothing's Carved In Stone
- イツエ
- クリープハイプ
- the HIATUS
- WHITE ASH
- Hello Sleepwalkers
- サカナクション