Just a Girl

Just a Girl

トーレ・ヨハンソンやミッチェル・フルームなど、海外の大物プロデューサーを起用してきた態勢から一転、松岡モトキ、ソウル・フラワー・ユニオンの奥野真哉、リトル・クリーチャーズの鈴木正人、 FOE やエルマロの會田茂一といった、複数の日本人ミュージシャンを共同プロデューサーに迎えて制作したアルバムが、彼女にとって5作目にあたる本作「just a girl」だ。また、それらの複数の共同プロデューサーにくわえ、彼女自身によるセルフプロデュース曲が存在することからも、本作においてボニー・ピンク自身がサウンド面に対して相当なディレクションを施していることが想像される。 「Is it sweet ?」という短いフレーズのリフレインにもかかわらず、そのハーモニーによって見事にサビに昇華してみせた "SWEET" で幕を開ける本作は、ピアノの荘厳な響きが印象的な "Building a Castle" 、実験的な鳴りで録音された "LIVE LIFE" 、タブー視することなく意欲的に四つ打ちを導入した "再生" 、メロディとコードとの浮遊感が心地よい新機軸 "Are You Sure?" など、音像的にもヴァラエティに富んだ内容となった。また、全編をとおしてボニー・ピンクならではの「just a girl」な歌詞にも注目したい。

おすすめコンテンツ

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ