フランス版 the Roots とも形容されるヒップホップ・バンド HocusPocus は、天才ビートメイカー 20 syl 、 DMC のチャンプでもあるターンテーブリスト DJ Green に、ドラム、ベース、キーボードから成る5人組。2006年のファースト・アルバム「73 Touches」がフランスのみならず日本でも評判となり、ジャム・バンド系フェスティバルでの力強いパフォーマンスも大反響を呼んで、たちまち幅広いファンから支持を得た。ジャズ、ファンク、ソウル、ワールド・ミュージックと様々な音楽を採り入れ、すんなりと耳に馴染むフランス語のラップは、垣根を越えて心に響く。この2ndアルバムでもヴァラエティ豊かなサウンドを繰り広げ、U.K.ソウル・シンガー Omar のソウルフルな歌声とリズミカルなラップが絡み合うピースフル・ソング"Smile"、 James Brown との仕事で知られるトロンボーン奏者 Fred Wesley とのファンキー・セッション"Recycle"、ボッサ風味のたおやかな日だまり曲"Je La Soul"等、またしても彼等の音楽が"グッド・ミュージック"以外の何物でもない事を証明してくれる。