Dark Days/Light Years

Dark Days/Light Years

サイケ風味を効かせたUKのウェールズ出身のポップバンド、スーパー・ファーリー・アニマルズ9作目となるアルバム。レコーディングはカーディフにあるバンドのスタジオにておこなわれた。本作はソフト販売に一ヵ月先駆けてバンドのホームページにてデジタルリリースをおこなったり、レコーディング風景を同じく自身のホームページでストリーミング配信するなど、WEBを活用したプロモーション活動でも話題になった。1分を越す環境音から一転プッシー・ガロアが電気化したようなスカスカなドラムとファルセット、そしてヘヴィサイケチューンへというストレンジな楽曲で幕を開ける本作は、プリンスの楽曲をロバート・パーマーに歌わせたかのブルーアイドソウル "Moped Eyes" や、コーラスとシーケンスによるベースパターンがポップな "Inaugural Trams" 、XTC を思いださせもする甘酸っぱいメロディセンスが際立つ "Helium Hearts" 、長尺ソフトサイケチューン "Pric" など、あくまでもポップなメロディと重心の低いアンサンブルに支えられたうえでのサイケを意匠しており、その意味ではバンドも言うとおり「フォーカスの絞れた」作品となっている。また、フランツ・フェルディナンドのニック・マッカーシーの参加や、アートワークが前作 「Hey! Venus」 に引き続き田名網敬一とピート・ファウラーのコラボレーションによることでも話題となった。

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