The Black Saint and the Sinner Lady

The Black Saint and the Sinner Lady

モダンジャズベースの鬼才が11人編成で1963年に録音し、Impulse! Recordsから発表した問題作。アルバムには"ETHNIC FOLK-DANCE MUSIC"とクレジットされており、バレエ音楽を想定した全6曲で構成。デューク・エリントンから多大な影響を受けたサウンドにブルースとクラシックが融合し、演奏者が幾何学模様のようにソロを展開する。チャーリー・マリアーノやジャッキー・バイアードら、多くのミンガスミュージックの理解者が参加しているが、中でもJay Berlinerの弾くスパニッシュギターに、ミンガスが愛情を注いできたラテン音楽のエッセンスを聴くことができる。神秘的なムードで始まり、最後は全員が一体となって圧倒のエンディングを迎える壮大な組曲に、彼の卓越した作曲家/バンドリーダーとしての才能の開花が伺える。

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