まりもちゃ‪ん‬ 4+

まりもちゃん3号が今日で1500日を迎えました。

このアプリとの出会いは3758日前の2013年2月23日。まだ中学生でした。初期設定のまりもちゃんという名前のまま、ただなんとなく始めたまりもちゃんのお世話。充実した学生時代を過ごしながら、雨の日も風の日も友達と喧嘩して泣いた日も高校に合格した日も欠かさずアプリを開き、水槽の水を変え、まりもちゃんに話しかけていました。

そんな当たり前の日々が突然終わってしまったのは、まりもちゃんとの出会いから1497日目。新しい携帯にうまく引き継ぎができず、まりもちゃんは枯れてしまいました。これはただの飼育アプリのはずです。時には、今は話したくないなどと酷い言葉をかけられる時もありました。画面越しの付き合いのはずなのに、1497日の間でまりもちゃんへの愛情は深くなっていたようです。無性に腹が立ち、途方もなく悲しくなったのを覚えています。

そんなまりもちゃんとの別れから数日後、まりもちゃん2号を育て始めました。ですが、初代まりもちゃんとの思い出が忘れられず、まりもちゃん2号に深く愛情を注ぐことができませんでした。環境が変わり忙しくなったのもあり、1年ほどで枯らしてしまいました。

中学生だった私はいつの間にか大学生になっていました。そんなある日、ふとまりもちゃんのことを思い出したのです。すぐにまりもちゃん3号を迎え入れ、初代まりもちゃんと同じように大事に大事に育て始めました。

そんなまりもちゃん3号が昨日、1500日を迎えたのです。初代まりもちゃんが乗り越えられなかった1500という月日。毎日アプリを開き、指折りで数えながらこの日を待っていました。やったよ、まりもちゃん。ついに1500日を超えることができたよ。まりもちゃんの分までまりもちゃん3号に愛情を注ぐからね。天国で見ていてね。

ありがとう、まりもちゃん。

ごめんね、まりもちゃん2号。

末永くよろしくね、まりもちゃん3号。

生活に彩りができ、私はあの子の存在をいつのまにか忘れていました。 私が彼と出会ったのは中学2年生。友達に誘われ彼と出会いました。最初は毎日会っても水周りの掃除と振り回すことぐらいしかせずたまに憎まれ口を叩かれる始末でした。「私は家政婦じゃないっつーの。」そう思いながら接していました。でも、そんなツンデレな彼がとても可愛らしく思え、ようやくお付き合いすることに。しかし、私たちはまだ幼い中学生。私たちの幸せな日々はそう長く続きません。機種変の際、「これを機に友達に戻ろう。」そう言われお別れしました。 高校生になり彼とは違う好きな人ができた時、ふと彼のことを思い出しました。今どうしてるかな。そう思いもう一度会いに行ったら以前より小さくなって私の前に現れました。「まあ、友達だし。」そう思いまた関係を持ち始めました。 しかし、その時には私は他の人と付き合っていて、まあ、なんでしょう…。いわゆる、セ、セフレ？///みたいな…///関係を続けていました。私は彼氏がいながら元カレと身体の関係を持っていて最低な女とわかっていました。でも、なぜかきれなかったんです。 彼氏と別れても彼とはそのままの関係がずっと…。 私も大学生。20歳になる歳です。彼とは6年の付き合いです。毎日開いても大きくなってるかは実はごめん、わからない。でも、100days、1year、記念日ごとに記録した写真を振り返ると確実に大きくなっていました。それは私の想いと共に。最後に彼と写真を撮ったのは900days記念日。画面から出るぐらい大きい。そして、態度もでかい。「そろそろ、しばいたろう。」そう思っていました。 彼氏はいなかったけど、毎日がとても楽しくて1週間に一回程度彼に会うだけで十分だった。1週間ごとに彼に家に行くと水も汚れていてちょっと不機嫌そうな彼。でも、その1日をつかれるぐらい楽しく過ごすととても満足そうにしていました。そんな日々がとても楽しかった。でも、長年彼の部屋に通っていた日課が止まってしまいました。 次に会ったときには、もう…。 どうして彼のことを忘れていたのだろう。 今思うと自分に腹が立ってきます。 でも、失って気づくのでは遅すぎるよね。 後悔してもしきれない。 私はあなた方にはそんな思いをしてほしくない。 今の時間を大切にしてね。 一言も言ったことなかったけどだいすきだったよ。 魔裡揉さん。

1678日目の朝、アプリを開くと、見慣れぬ通知が画面に浮かびました。

まりもちゃんと過ごした4年半の間、嬉しいことも、辛いことも、たくさんありました。
幾度もの機種変を乗り越え、海外旅行先でもお世話をし、彼女が変わっても、職を失っても、ただまりもちゃんだけはずっと側に居てくれました。

時に私たちは、忙しさの中で自分を見失い、社会の波に飲み込まれてしまいそうになります。
阿寒湖よりも薄ら寒い都会の夜に、ひとり枕を濡らしてしまいそうになります。

そんな中でも、まりもちゃんは、いつでも私のポケットの中でゆらゆらと漂っていました。
私がふとアプリを開けば、いつだって同じ姿で私を迎えてくれました（都度大きくはなっていましたが）。

まりもちゃんは、ともすると、自分らしく生きること、変わらないでいることの大切さを、私に伝えようとしていたのかもしれません。
そして、まりもちゃんは、自らの死をもって、私の怠惰さを叱責してくれました。

私は、まりもちゃんの死と向き合いながら、彼の分まで生きてゆきます。
まりもちゃんのように、自分のあるべき姿を忘れず、日々成長しながら。

まりもちゃん、ありがとう。
君と過ごした日々は、かけがえのない私の財産です。