10代で頭角を現したGalileo Galileiは、柔軟なサウンドスタイルで急速な進化を遂げた。メンバーは、尾崎雄貴（Vo/G/Key/Prog）、雄貴の実弟である尾崎和樹（Dr/Per/Prog）、佐孝仁司（B/Key）。2007年に北海道の稚内で結成し、バンドコンテストでのグランプリ獲得をきっかけに、2010年にメジャーデビュー。叙情感あふれるギターロックを奏で、同世代から圧倒的な人気を誇った。やがて宅録機材を導入し、セカンドアルバム『PORTAL』（2012年）でエレクトロポップ寄りのサウンドを展開。そしてサードアルバム『ALARMS』（2013年）では、アメリカのギターバンド、ポップ・エトセトラのクリストファー・チュウをプロデューサーに迎え、USインディーポップと共振するサウンドを奏でた。音楽的探究心のままに自由に成長を遂げていった彼らは、さらなる自由を求めてGalileo Galileiの活動を“終了”することを決め、2016年の日本武道館公演をもって解散。その先の物語は、尾崎兄弟を中心とする次なるバンド、BBHFが引き継いだ。