- I Found My Smile Again - Single · 2008年
- Brown Sugar · 1995年
- Voodoo · 2000年
- Voodoo · 2000年
- Voodoo · 2000年
- Voodoo · 2000年
- Brown Sugar · 1995年
- Brown Sugar · 1995年
- Voodoo · 1999年
- Brown Sugar · 1995年
- Voodoo · 1999年
- Voodoo · 2000年
- Voodoo · 2000年
必聴アルバム
- 歴史的な名作と評価される「Voodoo」から14年の歳月を経て復活したD'Angelo。突如リリースされた途端にアメリカのR&Bアルバムチャート1位に上り詰めたほど、大勢が待ち望んでいたサードアルバム。制作には、ザ・ルーツのQuestloveやジャズアーティストのロイ・ハーグローヴなど強力な僚友に加え、ドラムにクリス・デイヴ、ギターにIsaiah Sharkeyなどを新たに起用。録音にはすべてビンテージ機材が用いられ、アナログ的な手法で作られており、音楽家として生音への敬意を示している。ファンクやアフロビートの荒いグルーヴが随所に詰め込まれた本作は、アメリカや中東で起きた人権問題や抗議運動をとらえた政治的メッセージも伝わってくる、現代のブラックコンテンポラリーミュージックだ。
- DJ PREMIERとの共作"Devil's Pie"や、メソッド・マン&レッドマンが客演した"Left and Right"といったナンバーが象徴するように、前作以上にヒップホップ色が濃厚。チャーリー・ハンターやロイ・ハーグローヴといったジャズ畑の腕利きが参加しているにもかかわらず、よりループ感が強調されたミニマムなグルーヴが追求されているのが面白い。サウンドの要になるのはザ・ルーツのQuestloveと彼も所属したソウルクエリアンズからJames PoyserにJ Dillaといった水瓶座生まれのメンバー。ジミ・ヘンドリックスのエレクトリック・レディ・スタジオを拠点に醸成された密室的なサウンドは、アブストラクトなブラックフィーリングにあふれている。前作から匂わせていたプリンスへの憧憬もよりあらわとなり、ジャンルにとらわれない独自のソウル表現が際立つ。
- その後のニュークラシックソウルからネオソウルムーブメントの発火点となったディアンジェロの登場とその音楽性は実に衝撃的だった。それを象徴するのがア・トライブ・コールド・クエストのアリ・シャヒード・モハマッドとのプロデュースによる表題曲。トラックに歌を乗せただけの、いわゆるヒップホップR&Bとは一線を画す独自のループ感を持ったスモーキーなサウンドやブルース調のつぶやくような語り口、マービン・ゲイ的な多重コーラスを駆使したサウンドは、1990年代当時ヒップホップ解釈による"ニューソウル"を強く印象付けた。ラファエル・サディークが手掛けたスロウジャム"Lady"を筆頭にレイドバックした楽曲が並ぶが、唱法も含めてプリンスからの音楽的影響がうかがえるのも興味深い。
アルバム
- 2014年
- 2000年
- 1995年
- 2021年
- 2021年
アーティストプレイリスト
- ネオソウルムーブメントの立役者。枠に収まらないシンガーソングライター。
- 新たなソウルミュージックを体現するディアンジェロの影響力の大きさを再確認。
- ヴィンテージ感と新しさを同時に感じさせるソウルシンガーのルーツを探る。
- 謎めいたネオソウルのマエストロが奏でる、魅惑的なラブソングの数々。
シングル&EP
- 2019年
ライブアルバム
- 2013年
ベストアルバム、その他
- 2008年
参加作品
ディアンジェロについて
- 出身地
- Richmond, VA, United States
- 生年月日
- 1974年2月11日
- ジャンル
- R&B/ソウル