凛として時雨

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凛として時雨について

孤高にして破格の音を発するトリオバンド、凛として時雨。さまざまな要素を集約し、化学反応を起こさせた上でまったく新しい表現として創出するパワーは並大抵ではない。しかも演奏力は圧倒的。2010年代以降の日本のバンドの中では屈指の存在感を誇っている。メンバーはTK(Vo/G)、345(B/Vo)、ピエール中野(Dr)の3人で、結成は2002年。楽曲はTKによって作詞作曲され、そこから全員で音作りに取り組むスタイルだ。そうしてたたき出されるサウンドには多様な要素がミックスされている。オルタナティブロック、ポストロックにプログレッシブロック、ハードロック…さらにメロディにはJ-Popや歌謡曲の匂いもあり、ジャンルの垣根はない。そしてそこで放たれる攻撃的かつ複雑極まりない、分厚くて鋭い音は、この3人でしか到達できない境地に達している。例えば、爆音が響くインディーズ期の曲「Telecastic fake show」ではポストハードコア的な音像が浮かび上がる。この曲に顕著なようにTKのハイトーンボイスもこのバンドの大きな特色だ。2008年12月にはシングル「moment A rhythm」でメジャーデビュー。これ以後の曲では、アルペジオから轟音(ごうおん)へと移りゆく「abnormalize」(2012年)のようなドラマ性の高い楽曲も見事に表現し切っている。2011年からは各人がソロでの活動も開始したが、バンドとしての基本的な体制は変わっていない。あまりにとがっていて、あまりにジャンルレス。そのことは図らずもこのバンドの世界が他の何にも属さないことを意味している。唯一無二、空前絶後のバンド。それが凛として時雨である。

出身地
Saitama, Japan
結成
2002年
ジャンル
ロック

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