May J.の歌にかける情熱は、まるでアスリートのようだ。ピッチも声量もブレスも完璧にコントロールし、あふれる感情をドラマチックに表現する。1988年、東京に生まれた彼女は幼いころから声楽を学び、2006年にデビュー。2014年にディズニー映画のエンドソング歌手を務めたことにより、圧倒的な歌唱力が広く知られることとなった。2021年からは篠田ミル (yahyel) をプロデューサーに迎え、“DarkPop”と称するプロジェクトを始動。オルタナティブR&Bでダークな感情を表現し、新たな一面を見せた。