夏のポップソングといえばこの人、杉山清貴である。1983年に杉山清貴＆オメガトライブとしてデビューしたシンガーソングライターの彼は1986年にソロへと転じ、「さよならのオーシャン」（1986年）をはじめ多くのヒットソングを生み出している。その爽快な音楽性は往年のR&Bから西海岸サウンドなど多くの音楽をベースにしながら日本語ポップスとして作り出されたもので、2010年代にはシティポップとしての側面も再評価された。2021年にはソロデビュー35周年を記念した全国ツアーを敢行。ベテランになっても変わらずに爽やかで味わい深いサマーソングを歌い続けている。