ACTION

B'z
ACTION

結成20周年のタイミングでリリースされ、パワフルな動きのある彼らの姿が掲げられた通算16作目のアルバム。全17曲とかなりボリューミーな数の楽曲群は、バラエティに富んだ音楽性で、B’zが積み上げてきたスキルやセンスが一気に展開されている。例えば「黒い青春」や「わるいゆめ」にはジャズが、「オレとオマエの新しい季節」ではラテンの要素が感じられる。かたやシングル曲群はアッパーなロックナンバーでありながらチャレンジングな内容で、「SUPER LOVE SONG」は重心の低いロックナンバー、「永遠の翼」はピアノとストリングスを伴うドラマチックなバラードといった具合だ。多層的な構成の楽曲もあり、いずれも高度なアレンジと演奏が施されているが、それを自然に取り込むことでスケール感を獲得しているのは、彼らが長きにわたって真摯(しんし)に音楽と関わってきた証しである。もっとも制作段階では試行錯誤があったようで、そこでの激しい模索がアルバムのテーマである“光”につながっているのだろう。濃厚な展開が最後まで続く激しいバラード「光芒」はその代表曲。ここまでの彼らの集大成的なアルバム。

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