カバーアートを彩るジャクソン・ポロック風のアクションペインティングが鮮烈な1992年の通算11作目のアルバム。共同プロデューサー、アレンジャー、またゲストミュージシャンとして小林武史と本格的にタッグを組んだ最初のアルバムとなる。モダンなマシンビートのイントロからシームレスにファンキーなブラスロックへと変化する"BOON BOON BOON ~OUR LOVE [MEDLEY]"からヘヴィなブルースジャム"GUITAR MAN'S RAG(君に奏でるギター)"へとつなぎ、その後も70分を超える楽曲の間、テンションを維持し続ける圧倒的な作品。ニュージャックスウィングなど同時代のブラックミュージック~R&Bとも共振するような"シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA"、ノスタルジックなミッドバラード"涙のキッス"と、本作からシングルカットされた2曲のヒット曲を交えながら、ときにエロティックに、ときにポリティカルに、またときにセンチメンタルに紡がれる、桑田佳祐の研ぎ澄まされた言葉選びと歌い口に舌を巻く一作。
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