1stアルバム「Walls Is Beginning」リリース後、期待の新人として早耳リスナーの間で名前が知られ始めた Nico Touches The Walls。そんな彼らが多くの夏フェスに参加した経験を生かし、絶好調なバンドの勢いそのままに前作から8ヶ月のスパンでリリースした2ndがこの「runova × handover」だ。左右のチャンネルに思い切り振り分けた2本のギターが絡むイントロが一気に耳を引き込む、疾走感あふれるオープニング・トラック “泥んこドビー”、ヘビーなバンド・アンサンブルからポップなコーラスになだれこむ曲構成が斬新な “アボガド” など、収録楽曲7曲それぞれに個性があり、最後まで飽きることがない作品に仕上がっている。作詞作曲を手がける光村龍哉の歌声は Mr. Children 桜井を思わせる色気にあふれ、思い切りエモーショナルなボーカル・スタイルも実に日本のロック・バンド然としていて爽快だ。
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