自らが立ち上げたライブハウス「club EARTH」を拠点に活動していた4人組バンド（当時は「世界の終わり」名義）による、2010年に発表したインディーズ時代のアルバム。美麗なピアノの旋律やDJによるビートを含めた、ファンタジックでカラフルなポップサウンドを持ち味としながらも、はかなく失われた幼い命について切々と歌われるシングル曲「幻の命」や、平和のあり方に疑問を投げかける重厚なナンバー「世界平和」、苦悩に満ちた闘病の様子が痛ましく伝う「白昼の夢」など、生命が直面する抜き差しならない現実について描いたシリアスな歌が数多く収録され、シーンに衝撃をもたらした。DIY精神とポップセンスが高度なレベルで融合し、SEKAI NO OWARIという新基準を打ち立てたアルバム。