アルバムリリース順では「Let It Be」がラストアルバムとなるが、実際にビートルズ名義で最後にレコーディングされたのは「Abbey Road」である。アルバムタイトルはビートルズの数々の名曲がレコーディングされた録音スタジオ (Abbey Road Studios)から付けられている。このアルバムでは完成の域に達したバンドの絶妙なハーモニーを聴く事ができる。"Maxwell’s Silver Hammer"でのコミカルなアプローチのほか、"You Never Give Me Your Money"や"Sun King"といったバラードナンバーでの効果的なハーモニーパートは、曲に奥行きと崇高さを与えている。アルバム制作過程において一貫して"シンプルに徹する"というアプローチで行われたレコーディングセッション。その結果、"Come Together"のコントロールされた激しさや、アルバムのハイライトの一つでもある"Oh! Darling"でのポールの生々しいシャウトなど臨場感あふれる瞬間を収める事に成功している。また注目すべきはアルバムのクライマックスでもある、B面に収録された8曲のメドレーである。"The End"でフィナーレを迎えるメドレーはバンドが到達した究極のアンサンブルの瞬間でもある。しかし、実際にはサプライズが好きなバンドの茶目っ気で用意された曲"Her Majesty"がアルバムのラストの曲となっている。
ミュージックビデオ
- 2000年
- 1965年
- 1969年
- 1967年
- ジミ・ヘンドリックス
- ニール・ヤング
- バッファロー・スプリングフィールド
- ザ・ビーチ・ボーイズ
- イーグルス
- Led Zeppelin
- ビリー・ジョエル