フリーフォークシーンの歌姫として一躍時代の寵児となったJoanna Newsomのセカンドアルバム。愛らしいポップアルバムに仕立てられた前作「The Milk-Eyed Mender」から一転、本作は長尺の曲が並び、中世の吟遊詩人もかくやというような物語性の強い世界を一曲一曲に浮かべている。共同プロデューサーにVan Dyke Parks、録音にSTEVE ALBINI、ミックスにジム・オルークを迎え、バーバンクサウンドとアメリカンアンダーグラウンドを交差させたような夢の布陣で制作され、当時の恋人だったBill Callahanもゲストヴォーカルに起用されている。グランドハープの弾き語りという唯一無二のスタイルに頼ることなく、本作ではVan Dyke Parksがアレンジするオーケストラのストリングスを背に受けて、さらに自身の作家性を飛翔させて見せた。
Joanna Newsomのその他の作品
- 2004年
- 2015年
- 2010年
- ボニー・プリンス・ビリー
- Fleet Foxes
- M. Ward
- Benoît Pioulard
- Swan Lake
- デヴェンドラ・バンハート
- レジーナ・スペクター