Darkness on the Edge of Town

Darkness on the Edge of Town

前作「Born to Run」から3年のブランクを経て発表された、4作目のスタジオアルバム。ロマンティシズムを排除し、現実味のある物語を紡ぐスタイルで、ソングライターとして新境地を開いた。"Racing in the Street"やアルバムを締めくくる表題曲には、名もなき労働者の男が抱える孤独感や、苦渋と困難が待ち伏せする日々との格闘が鮮烈に描かれている。ライブバンドとして脂が乗ってきたThe E Street Bandによるタイトな演奏も見事で、余計な音をそぎ落としたサウンドは、スプリングスティーンの気骨ある歌声ともしっくりくる。この時期は、ニューヨークで勢いを増すパンクバンドに刺激を受けたり、1950年代のフィルムノワールから触発されたりして、新曲を量産していた。その豊かな実りは未発表曲集「The Promise」にまとめられ、2010年にリリースされている。

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