Debussy: Preludes

Debussy: Preludes

1975年にショパン国際ピアノコンクールで優勝して以来、輝かしいキャリアを積み上げてきたクリスチャン・ツィメルマンは、どんな曲も見事に弾きこなしてしまうピアニストとして高く評価されている。彼は、モーツァルトからベートーヴェン、ショパン、ドビュッシーまで、どの作曲家の作品を演奏するときも、絶妙なタッチで鍵盤を操り、楽曲に整った表情を与えることができるのだ。1994年にリリースされて大きな称賛を集めたアルバム『Debussy: Preludes』でのツィメルマンは、ドイツグラモフォンの極めて優れたエンジニアの力も借りながら楽曲に虹色の光のシャワーを浴びせ、一音一音が息をのむほど美しい響きを放つ、桁違いの演奏を披露している。その一方で「Minstrels」では遊び心を感じさせ、「Ondine」ではリスナーをミステリアスな世界へと引き込んでいく。そしてラストの「Feux D’artifice」はまさに、高度なテクニックとドラマティックな表現についての究極の手本だといえるだろう。ドビュッシーのピアノ曲を、これほどまでに鮮やかに、そして生き生きとしたサウンドで聴かせてくれる作品はまれである。

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