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Ovall のドラマーとしても活躍していた日本人トラック・メイカー / プロデューサーの Mabanua がドラムだけでなく他の楽器やサンプラーを手にして作り上げ、2008年に Origami Productions からリリースした1stソロ・アルバム。もともとはインターネット上に公開していたインストゥルメンタル・トラックが Jurassic 5 の Akil The MC や Kev Brown、Arrested Development の Eshe といったアーティストたちの注目を集め、結果的にアルバムに参加することになったという逸話からも分かるとおり、日本人プロデューサーの作るトラックのクオリティの高さを示しただけでなく、インターネット時代ならではのクリエイティブなコミュニケーションがあったからこそ生まれたアルバムだという意味で、極めて2000年代らしい作品だと言えるだろう。サウンド・プロダクションの面では、ジャズやソウル・ミュージックをベースにしつつも、日本人ならではとも思えるような繊細さと大胆さが随所に感じられる。インストゥルメンタルとボーカル / ラップのバランスも抜群で、全体を通して聴いても飽きのこない作品に仕上がっている。

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