「究極の生命体」である5匹のオオカミが、その異様な存在感をシーンに示した初のフルアルバムにしてメジャーデビュー作。彼らは登場時からメロディックハードコアやミクスチャーロックなど、主に1990年代以降の洋楽ロックからの影響を公言しており、そんな志向が反映された仕上がりとなっている。ファンに高い支持を誇る「FLY AGAIN」はシーケンサーを駆使したビートにキャッチーなフレーズとラップが重なる、ライブの盛り上がりに欠かせないナンバー。ルールなんて気にするなというメッセージを放つ「NEVER FXXKIN' MIND THE RULES」は突進力満点のパンクロックだ。一方で、アルバムに先行してリリースされ、そのシングルの収益を東日本大震災の被災地支援に充てた「RAIN OF JULY」はアコースティックギターから始まるロックバラードで、孤独感を思い返すように歌うTokyo Tanaka(Vo)の声が切なく刺さる。本作の発表以降は数々の大型フェスのステージで入場規制がかかるなど、注目度が一気に急上昇した。そんな彼らの音楽的な基盤と情熱が集約された一作。
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