2008年にリリースされたアルバム「Viva La Vida or Death and All His Friends」や2011年の「Mylo Xyloto」とは異なるアプローチで手掛けられた、コールドプレイの6枚目スタジオアルバム「Ghost Stories」。切ない愛と別れをテーマにした本作は、内観的でほろ苦い人間模様がアルバムのタイトルにも投影されている。アルバムを通してこのバンドのシグネチャーサウンドが存分に楽しめるが、中でもリードシングル “Magic” は雄大なメロディが強く印象に残る。また本作では、EDMテイストのダンサブルな “A Sky Full of Stars” を除いて、コールドプレイ本来の壮大なパフォーマンスとは違った一面を垣間見ることができる仕上がりになっている。レディオヘッドのアルバム「Kid A」から影響を受けた、魅惑的な雰囲気が特徴の “Midnight” で展開するほのかなシンセのアンビエンスや、“Oceans” や “O” のアコースティック楽器に乗せたクリス・マーティンの切ないファルセットヴォイス、アルバムの最終トラックを締めくくる物憂げなコーラスなどは、このアルバムが持つ魅力を最大限に感じさせてくれる。
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