The Electricity In Your House Wants to Sing

The Electricity In Your House Wants to Sing

トロント在住の中国人アーティスト Shaw-Han Liem のソロ・ユニット、 I am Robot and Proud 。トロント王立音楽院で10年間クラシック・ピアノを学んだというアカデミックなプロフィールを持ちながら、奏でるサウンドはエレクトロニック。キュートな電子音と温かみのあるアコースティック音をブレンドした作風が注目されている。本作は、彼の名を一躍世界に知らしめた1枚。無機質な電気が突如歌い始めるようなタイトル・トラック “The Electricity in Your House Wants to Sing” をはじめ、未来型ハワイアンと呼びたい “When I Get My Ears” 、モンドなドラムンベース “The Scholars and the Travellers” などなど、命を吹き込まれた電子楽器のほのぼのパーティを見ているような、ドリーミーな世界観が展開されている。自らをロボットになぞらえたアーティストは Kraftwerk 以降、枚挙に暇がないが、ここまで自然体で電子音を血肉化したアーティストは希だ。この道では先進国と言える日本の、耳の肥えたリスナーを虜にしているのもうなずける。Towa Tei 、Toshiyuki Yasuda などを愛する方には無条件でオススメしたい。

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ