コルトレーンの"静"の側面が見事に表現された珠玉のバラード集。1961年、Impulse! Recordsと契約したジョン·コルトレーンだが、当時リリースした作品は長尺な楽曲が多く、難解という評価もあった。そこでプロデューサーのボブ·シールの提案で、より多くの音楽ファンにアピールする作品を企画。アドリブを抑えて原曲のメロディの美しさを凝縮させたバラードアルバムを完成させた。"What’s New"などの有名曲の他、このアルバムをきっかけに広く知られるようになった"Say It (Over and Over Again)"など、隠れた名曲を探し出すコルトレーンの選曲センスにも脱帽する。香り高い音色と豊かな表現力で、感情が乗り移ったかのように、丁寧に一音一音を紡ぎ上げていくテナーサックスと、寄り添いながら的確にサポートする黄金のカルテットのメンバー。その名演に陶酔の時間を過ごすことができる、時代を超えた名盤。
ディスク1
ディスク2
その他のバージョン
- 8曲
- 1959年
- 1965年
- 1957年
- 1962年
- チェット・ベイカー & ジェリー・マリガン
- マル・ウォルドロン
- クリス・ボッティ
- ジョン・コルトレーン
- Various Artists