キノコホテルとして初めて共同プロデュースで制作した7作目のアルバム。今回プロデュースに携わったのは、アイドルやJ-Popシーンで活躍する島崎貴光。アンダーグラウンドでマニアックな音楽を愛する者のツボを突くキノコホテルと、数々のヒットチューンを手掛ける島崎という対極的な出会いの結果生み出されたのは、彼女たちのディープな音楽をとことん極めたポップ性の高い作品。テーマは「踊れるキノコホテル」。懐かしさを帯びたメロディにアッパーでファットな現代的ビートを乗せた"ヌード"をはじめ、マリアンヌ東雲による楽曲のセンスが炸裂した美しくアンニュイな小品"レクイエム"や、コブシの効いた疾走感にあふれた"華麗なる追撃"など、さまざまな時代性や音楽性を折衷した楽曲が詰まっている。妖しくもポップな世界観でリスナーを魅了する、キノコホテル流のダンスミュージックに仕上がっている。