DREAM

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DREAM

「魅力ある人とコラボレーションすると、パワーをもらえる。人が私を動かしてくれると思っています」。その言葉通り、AIの通算12作目となるオリジナルアルバム『DREAM』は多彩なアーティストと共に作り上げた、充実した作品となった。アルバムの幕を開けるのは、ドラマ主題歌になった壮大なバラード「アルデバラン」。シンガーソングライターの森山直太朗が書き下ろしたこの曲を受け取った時、AIは素晴らしい曲だと感動すると同時に、自分が歌ったらどうなるのかが気になったとApple Musicに語る。「直太朗くんには『ここをこう歌ってほしい』というこだわりがあって。例えば、“笑って、笑って”のフレーズを裏声で歌うところ。ファルセットって万が一ツアー中に声がかれると出しにくくなるからメインパートで使うことはあまりなかったけど、この曲は自分が歌いやすいように変えないで、直太朗くんのイメージに近づけられるように頑張りました」 「IN THE MIDDLE」に三浦大知、「THE MOMENT」にラッパーの¥ellow Bucks、そして「First Time」にはダンサーのRIEHATAと、ゲストアーティストのラインナップも華やかだ。これまでも国境やジャンルを超えて客演を迎えてきた彼女は、その理由をこう説明する。「振る舞いを身近で見たり、人生のストーリーを聞くチャンスがある。自分としても表現のレベルをどんどん上げていきたいと思っているけど、そのためには自分の力だけじゃ無理。人に会って話せば話すほど気付きがあるし、成長できると思う」。だから、AI自身がファンであることが大前提にあり、その上で「自分が持っていない魅力を持っている人たち」を迎えるという。例えば、「最近のラッパーの中でもやばいと思う一人」とAIが太鼓判を押す¥ellow Bucksとの「THE MOMENT」では、DJ RYOW & SPACE DUST CLUBのトラックの上でピュアなヒップホップのスタイルに立ち返り、2人それぞれの視点から「今を大事に」というメッセージを生き生きと届けている。¥ellow Bucksがラッパーになったきっかけは、母親と一緒に行ったAIのライブでゲスト出演していたAK-69のパフォーマンスを観たことだという。そんな彼との共演はまさに世代を超えたコラボレーションであり、メジャーのフィールドでヒップホップのマナーを持って活動を続けてきたオリジネーターであるAIの表現世界の引き出しが、また一つ増えたことを象徴する楽曲になった。「彼をライブに連れてきてくれたお母さんに本当に感謝です」とAIは笑う。 ラストナンバー「WE HAVE A DREAM」では、さまざまな国の人々が、それぞれの言語で夢を語る。そしてAIは“We can change the world together”と歌う。人と会い、コミュニケーションを交わし、互いを知ることから生まれるポジティブな力を知るAIだからこそ、この温かなメッセージが伝えられる。「日本にいたら実際に体験するわけではないけど、他の国では『戦争が終わりますように』とか『水がきれいになりますように』とか、そういうことを願う人たちもいる。それを知っていると、自分の毎日の動きや考え方が変わったりもする。そうやってお互いをどんどん分かり合い、協力し合えたらいいな」

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